正しくおそれる
本日で、熊本地震発生から10年となりました。熊本地震は観測史上初めて震度7を2度観測するなど、熊本、大分両県で災害関連死を含め278人が犠牲となった大きな地震です。天守閣や石垣が大きな被害を受けた熊本城は、2052年度まで修復工事が続くのだそうです。まだまだ復興には時間がかかります。また、「地震のせいで動物園からライオンが放たれた」などのデマが拡散するなど、大きな課題も残されました。
本日午後、本校では地震及び火災発生を想定した避難訓練を実施しました。今回の避難訓練の目的は、地震及び火災発生時に身を守る基本的な行動や避難経路、避難場所等を確認することでした。生徒は、担任の指示をよく聞き、適切な行動をとることができていました。
避難訓練後の講評では「天災は忘れた頃にやってくる」「正しくおそれる」という2つの言葉を紹介しました(詳細は本校HP「校長講話等」からご覧ください)。いずれも、物理学者の寺田寅彦さんの警句です。寺田さんには随筆家の一面もあります。その随筆「小爆発二件」では、「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」と記しています。地震などの天災がもたらす被害の大きさなどを十分理解した上で、いつ何時やってくるかわからない災害に対して備えを万全にすること、そして自分の大切な命を守るためにどのような行動をするのかを適切に判断すること、そういうことをまとめて「正しくおそれる」というのだと考えています。
今年度は、年間3回の避難訓練を計画的に実施します。2回目は「竜巻」、3回目は「不審者」を想定した訓練です。ご家庭におかれましても、防災用品の準備やいざというときの避難場所、連絡方法などの確認をお願いいたします。


