なぜ人は歌うのか

昨日、本校体育館にて校内音楽会を開催したところ、多くの保護者に御来校をいただきました。ありがとうございました。校内音楽会では午前中は各学級の合唱でしたが、午後は7~11組のハンドベル「となりのトトロメドレー」、音楽部、吹奏楽部の演奏も行われました。どっぷりと音楽に浸り、楽しむことができた1日となりました。

特別審査員としてお招きした熊谷高校の蓮大二郎先生には、閉会式の講評もお願いしました。講評の冒頭、先生は生徒に対し「なぜ人は歌うのか」との問いを発しました。先生はディズニー映画などを例に挙げながら、「感情を表現したいときに歌う」「感情が高まると歌いたくなる」というお話をしてくださいました。各学級の合唱曲には、歌詞そのものに込められた感情もあると思います。もちろんそれだけでなく、合唱をつくりあげてきた過程で生まれた感情や誰かに届けたい感情も存在するはずです。蓮先生からは「どの学級の歌にもしっかり感情がありました」との講評がありました。とてもうれしく思います。私自身も合唱や演奏に大きな感動をもらいました。多くの職員の目にも涙がありました。生徒の皆さんの歌声、演奏は聴いている人の心にもしっかり届いたのだと思います。

校内音楽会当日には、2年生のある学級で、欠席者・体調不良者がたいへん多く、学級としてステージに立つことを見送りました。これまで練習を重ねてきましたので、悔しい思いもあったはずです。体調の回復をまって、来月11日の「ふれあい講演会」前に、全校生徒の前で合唱を披露する場を設けることを予定しています。それまで、ステージ上の校内音楽会の看板は外さずに残しておきます。この学級の合唱発表をもって、本校の校内音楽会は全ての日程を終えることになります。合唱を楽しみにしています。