自分の中に何かが生まれる「一瞬」

TBSの日曜劇場「VIVANT」の第2シーズンが始まっています。この「VIVANT」のプロデューサーを務めているのが、本校卒業生の飯田和孝さんです。。飯田さんは、「VIVANT」第1シーズンで、優れた映画・ドラマのプロデューサーに贈られるエランドール賞を受賞するなど、TBSを代表するプロデューサーです。エランドール賞の授賞式で、ドラマの主演・堺雅人さんは、「『VIVANT』のプロデューサーは本当に大変そうに見えて本当に大変な仕事だったと思います。いろんな人と人、国と国、いろんなものをつなぎながらすべてをうまく回して。プロデューサーがどういう仕事か一言では申し上げられませんが、何が何でも前に進む人という印象を持っています。そういう思いを一番強く持っている方がプロデューサーなのではないか」とお話をされたそうです。

飯田さんが本校の卒業生であると知ったきっかけは、「市報くまがや」(2025年1月号)でした。早速、連絡をとらせていただき、メールを通してお話を伺うことができました。例えば「中学校時代の1番の思い出」です。野球部に所属していた飯田さんが3年生で迎えた学総・準決勝。最終回2アウト、1-2の絶体絶命の状況で打席に入った飯田さん、そこで見事、センター前ヒットを打ちました。富士見中はそのヒットをきっかけに同点、そして逆転。この勢いで決勝も勝ち上がり県大会出場もかなえました。飯田さんは、このことで、最後まであきらめないという教訓だけでなく、自分自身が変わる「一瞬」、自分の中に何かが生まれる「一瞬」に出会うことができたとお話になりました。中学に入ってから左打ちに変え、そこから2年間頑張った結果が、その試合で初めて実を結んだのです。飯田さんは、大谷翔平選手の「地道な努力も必要だけど、変わる時は一瞬で変わる」という言葉も紹介して下さいました。このお話は、令和6年度2月全校朝会の講話でも取り上げました。折しも、生徒の皆さんも、学総を終えたところです。自分自身が変わる「一瞬」、自分の中に何かが生まれる「一瞬」に出会うことができた人もいたのかもしれません。

日曜劇場「VIVANT」の第2シーズンを、私も楽しみに観ています。展開がはやいことに加え、どこに「伏線」が隠れているのかわからない面白さがあります。まったく気を休めることもできず、観終わった後は疲れてしまうほどです。生徒の皆さんにとっての大先輩がプロデュースしたドラマです。応援しましょう!