先日、1年生が「なるには学習会」を実施しました。新型コロナの影響で、それまで実施していた職場体験学習に代わり、現3年生が1年生の時から実施していますので、今年度で3回目となります。社会の第一線で活躍されている方々から、職業についてお話を伺うことで、将来働くことへの明るい展望をもち、進路選択の一助とすることを目的としています。
今年度は14名の講師の方に御来校いただきました。14名の講師の職業は、キャビンアテンダント(CA)、銀行員、消防士、自衛官、農家、看護師、建築士、教員、公務員、飲食店、スポーツ選手、警察官、カメラマン、保育士と多岐にわたります。生徒達は事前の受講希望をもとに、教室を移動してお話を聴きました。有意義な時間になったことと思います。
私がお話を聴いたのは、「教員」に「なるには」の教室です。講師の熊谷高校・富田先生は「教員のやりがいは感動があること」「好きなことが仕事になる」とお話になりました。富田先生は、大学卒業後すぐに教員になったのではありません。埼玉武蔵ヒートベアーズに4年間在籍した後、チェコ共和国のチームに「助っ人外国人」として移籍したという経歴をお持ちです。そして昨年度、母校・熊谷高校に教員として着任し、国語科教師、野球部監督として活躍されています。今年度は、U18日本代表のアシスタントコーチとして台湾遠征に帯同しチームを準優勝に導いたのだそうです。富田先生が大切にされている3つの心得は「やるしかない」「やればできる」「できなかったら助けてもらう」です。「好きなことが仕事になる」というお話も説得力がありました。
講師の皆さまに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。