1年生の体育の授業で民謡「直実節」を踊っていました。腰を低く、すり足で四番まで踊ると息が切れるほど、全身を使った運動になります。2年生の国語の授業では、古典教材の平家物語「敦盛の最期」を学習します。「敦盛の最期」には熊谷次郎直実公の出家につながる出来事が綴られています。
生徒たちは、私たちの郷土熊谷を代表する人物の一人である熊谷次郎直実公・法力房蓮生法師のことを、このような場面を通して学習しています。また熊谷市では「マンガ 直実・蓮生物語」を作成し、市内各小中学校の全児童生徒に配布をしました。今も各地に残る様々な逸話や伝説を通して、武士直実公・僧侶蓮生の人間味豊かな人物像に迫っています。改めて、手に取り読み直してみましょう。
直実節の四番の歌詞は
流れて早き年月に 武蔵野山河変わるとも
坂東武者の精神(こころね)は われらが胸に今もなお
生きてぞ通う直実節 です。
熊谷の子供たちにしっかり受け継いでほしい精神です。