第12回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」(日本漢字能力検定協会主催)で、本校2年生の木村さんが中学生部門の「協会賞」を受賞しました。全国から寄せられた多くの作品の中から選ばれたのですから、すごいことです。おめでとうございます。木村さんは、「ひいおばあちゃん」に「愛」という漢字を贈りたいと考えています。そして、応募用紙には、次の文章が綴られていました。
沢山の愛を示してくれる大好きなひいおばあちゃん。認知症が進行して不安だよね。たとえ、この先、ひいおばあちゃんが全てを忘れても、私がひいおばあちゃんの全てをちゃんと覚えているから安心してね。何度でも出会える、初めましてから始まる会話も愛おしいの。
木村さんは、以前に「『言葉』の影響力」と題した人権作文を書いたことがありました。その内容も大変印象深いものでしたのでよく覚えています。文章中、「私は自分が『伝えたい事』よりも相手に『伝わった事』の方が重要だと思う。」と自らの考えを述べている部分がありました。木村さんの「愛」は、ひいおばあさまにも、深いところでしっかり伝わっているように思います。