2024/08/13 | 読書のおかげで | | by 管理職 |
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パリオリンピックが閉幕しました。海外で行われたオリンピックとしては、過去最多のメダルを獲得するなど、日本選手の活躍は目覚ましいものがありました。
メダルを獲得した選手に関する記事等を読んでいた時に、2人の選手に共通する言葉があることに気づきました。それは「読書のおかげで」という言葉です。1人目は体操の岡慎之助選手です。岡選手がケガで練習ができない期間、読書を行うことを監督やコーチに薦められたのだそうです。1週間に1冊ほどのペースで読み進め、人生の「谷」にいるときの考え方など、先人の知恵を吸収していきました。読書のおかげで、何事も前向きに考えることができるようになったり、演技の成功・失敗の要因を自分の言葉で説明ができるようになったそうです。2人目は、レスリングで銀メダルを獲得した高谷大地選手です。高谷選手はメンタルトレーニングの一環でトレーナーから読書を薦められました。強くなるためにはどうすればいいのか言語化できるようになり、自分の感情をコントロールすることにもつながったのだそうです。
中学生の皆さんは、小さな頃から、先生や保護者など周りの大人から、読書の大切さについて繰り返しお話を聞いてきたことでしょう。それは、読書が皆さんの健全な成長にとって欠かすことができない大切なものであることを、大人達は経験上わかっているからなのです。読書の意義は上記のような内容にとどまりません。ここではとても書き切ることはできません。
夏休み中は、本に触れるよい機会です。本を手に取ってみましょう。ページをめくってみてください。本の楽しさに気づくことができるはずです。