「窓ぎわのトットちゃん」は、黒柳徹子さんの自伝的な物語です。初版は40年以上前ですが、まったく色あせることない感動の名作です。小学校1年生で当時通っていた小学校を「退学」になったトットちゃんが入学したのはトモエ学園でした。トモエ学園は「どんな子もすばらしい才能をもっている」という信念のもと、一人一人の子どもの個性を伸ばす教育を進めています。物語の中では、何にでも興味関心をもつトットちゃんが様々な騒動を巻き起こしていきます。
1年ほど前には「続 窓ぎわのトットちゃん」も出版されました。戦時中、青森に疎開したときのことやNHKに就職したときのことなど、トットちゃんが自らの個性を生かし、挑戦を続ける青春記です。「窓ぎわのトットちゃん」から「続 窓ぎわのトットちゃん」までの連続した読書をお薦めします。
私は黒柳さんのエッセイ「小さいときから考えてきたこと」を読んでみようと思い、本を注文しました。つい先日、NHKの番組「新プロジェクトX」で「トットちゃんの学校~戦時下に貫いた教育の夢~」を観たことがきっかけです。届くのが楽しみです。