「朝顔に 口笛ひよろと 夏休み」(中村汀女)という俳句があります。夏休みが始まる開放感・解放感か、道ばたに咲いている朝顔に向かって「ひよろ」と口笛を吹く少年の様子が目に浮かんできます。生徒達の気持ちが少し浮き立つような夏休みがスタートしました。
前期前半終了集会(オンライン集会)の校長講話では、熊谷出身の作家・森村誠一さんを取り上げました。森村さんの代表作「人間の証明」「野性の証明」などの小説作品は、映画化やドラマ化をされるなど大きな社会現象にもなりました。その後も、活躍を続けましたが、令和5年7月24日に御逝去されました。講話の主題は森村さんの「平和への想い」と想定しました。様々な資料を読むなど、講話の準備を進めていくうちに、森村さんの郷土・熊谷に対する想いの強さに改めて気づくことができました。講話当日は、森村さんの「平和」や「熊谷」への想いを生徒に伝えられるようにお話をするように努めました。左メニュー「校長講話等」からご覧下さい。
今月24日は森村さんの一周忌です。熊谷市立熊谷図書館(3階)の郷土資料展示室では「追悼・森村誠一の証明展」が開催されています。森村さんの遺品や書き残した数多くの作品などが展示されています。また、郷土資料展示室内には熊谷大空襲に関する貴重な展示もあります。ぜひ訪れてみてください。
前期前半終了集会 校長講話・提示資料(抜粋).pdf