本を選ぶときには、熊谷市立図書館が毎年発行している「図書館でおすすめする子どもの本(中学生向け)」が参考になります。その中でも私が特にお薦めするのは「夏の庭-The Friends-」(湯本香樹実)です。リーフレットの紹介文には次のように書いてあります。
「死んだ人が見たい!」ぼくたちは、一人暮らしのおじいさんが、もうすぐ死ぬと聞いて、毎日、見張ってみることにした。
20年程前、1年生の国語の授業の一環で「夏の庭」の読書会を行ったことがありました。夏休み前に「夏の庭」を読んでくることを宿題として示し、夏休み後に「夏の庭」まるまる一冊を教材とした授業を行ったのです。いくつかの課題について、グループごとに意見を出し合い、まとめ、発表するという授業でした。「夏の庭」は、読めば読むほど面白さが深まっていく・・・そんな本です。お薦めです。
図書館でおすすめする子どもの本2024.pdf