本日の早朝、きれいな虹をみることができました。理科の先生に聞いてみると、空中にある雨粒がプリズムの役割を果たすため、虹が出るとのことです。確かに直前に、にわか雨が降っていました。さらには、太陽の光が下から当たるほど、虹は大きく映し出されるのだといいます。今回は早朝、太陽がのぼりはじめたばかりでしたから、虹はとても大きかったです。虹が出ていることを職員から聞き、すぐに校舎の4階まで上がったものの、虹が大きすぎて、その全容をカメラに収めることはできませんでした。
この虹の様子を見て、すぐに頭に浮かんだ詩があります。吉野弘さんの「虹の足」です。2年生国語の教科書の巻頭に掲載されています。ラスト数行だけ紹介します。
乗客たちは頬を火照らせ
野面に立った虹の足に見とれた。
多分、あれはバスの中の僕らには見えて
村の人々には見えないのだ。
そんなこともあるのだろう
他人には見えて
自分には見えない幸福の中で
格別驚きもせず
幸福に生きていることがー。
