今週4日の2月全校朝会(オンライン)では、本校卒業生・飯田和孝さんを話題にした校長講話(内容は左メニュー「校長講話等」)を行いました。飯田さんはTBSドラマ制作部のプロデューサーです。2023年放送のドラマ「VIVANT」で、優れた映画・ドラマのプロデューサーに贈られるエランドール賞も受賞されています。
講話の中では、飯田さんが「中学校時代の一番の思い出」にあげた野球の試合(春大会・準決勝)のことを取り上げました。最終回2アウト、ランナーなし、得点1対2で劣勢の絶体絶命の場面で、打席に立った飯田さんがセンター前にヒットを放ちました。1塁ランナーの飯田さんは2盗、3盗を立て続けに決めます。このプレーが逆転のきっかけになりました。
この場面を当時の富士見中野球部監督・大島先生は次のように振り返っています。「あの場面、盗塁しなければ同点に追いつくのは難しいと思いました。でも、サインを出すことを躊躇しました。アウトになれば試合終了です。その次の瞬間、飯田君が盗塁しました。あの決断と勇気には感心しました・・・。」大島先生は、勝ち上がった決勝戦のことも鮮明に覚えていらっしゃいます。
もう30年近く前のことなのです。それでも、当時の生徒と監督が同じ場面を共有することができる・・・すごいことだなと感じます。それだけ濃密な瞬間だったのだと思います。飯田さんは、富士見中生に向けたメッセージも寄せて下さいました。生徒達は、全校朝会後に感想を書きました。今はその感想に、私が目を通しているところです。感想は、飯田さんにお届けしたいと考えています。現在放送中のドラマ「御上先生」も飯田さんがプロヂュースした作品です。現在第3話。楽しみにしています。
2月全校朝会・提示資料.pdf富士見中生へのメッセージ.pdf